「ヨガ」それとも「ヨーガ」?
神戸市東灘区・芦屋市を中心にヨガレッスンをしている栗林直美です。
今回は、生徒さんからいただいた素朴な疑問「ヨガ」なのか、それとも「ヨーガ」なのか?について、お話ししたいと思います。
ヨガの正しい発音は「ヨーガ」とされています。
しかし、日本語で「ヨーガ」と発音するには長母音の「ー」が少し長く、日本語表記にしたときは「ヨゥガ」がインド人の発音に近いと言われています。
実際にはヨガ、ヨーガのどちらでもよいのですが、街中では「ヨガ」を使う場が圧倒的に多いですね。
「ヨガ」とはサンスクリット語で、語源「yuj(ユジュ)」から派生し「yoga」になりました。
「yuj」は動詞で「コントロールする、調和を取る、繋ぐ」といった意味があります。
ここから少し掘り下げて「ヨガのはじまり」についてもお話しします。
数千年もの歴史をもつヨガの始まりは諸説あり、いまだ謎のベールに包まれています。
ポーズに重きを置き始めたのは実はごくごく最近、20世紀前半であると言われ、それまでは瞑想や哲学的なヨガが主流だったとの説が有力です。
大きく分類すると、インドで最も多く行われている信愛のヨガ「バクティヨガ」、主に瞑想の
ヨガ「ラージャヨガ」、目の前の事に奉仕していく行動のヨガ「カルマヨガ」、哲学的なヨガの
「ジニャーナヨガ」の4つになります。
この4つのヨガがさらに広がり、近代ヨガの根源となりました。
近代ヨガといえば、まず「ハタヨガ」。
ハタヨガから「アシュタンガヨガ」や「アイアンガーヨガ」といった現代のヨガが大成されていきます。
ちなみに、ホットヨガの発祥はインドではなくアメリカ ニューヨークです。
伝統的なヨガは形を変え、NYセレブの間でエクササイズとして浸透していきました。
古来のヨガはなんだか遠い気がしますが、歴史をたどってみると面白いですね (*^^*)
「ヨガ」っていうと・・・ほとんどの方が奇抜なポーズをを思い浮かべると思います。
このヨガのポーズのことをAsana(アサナもしくはアーサナ)といいます。
アサナは実はヨガ全体のステップの3つ目。
ヨガとはただポーズをとるだけではなく、8つの段階で成り立っている奥深い世界なんですよ。
次回は、そのあたりもお伝えしていきますね!
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